こんにちは、ミオン・サクラギです。
みなさん、友達や好きな人と話しているときに「この人とはなんだか話しやすいな~」と思う人っていますよね? 逆に「なんとなく噛み合わないかも…」と感じる人も。実は、会話のリズムやテンポが合うかどうかが、相性を測る大事なポイントなんです。
そこで今回のテーマは、カウンセリングやコーチングの分野でもよく使われる「ペーシング&リーディング」というテクニック。恋愛シーンでも応用できるので、ぜひチェックしてみてください!
1. 「ペーシング&リーディング」って何?
● ペーシング (Pacing)
相手のペースやテンポ、話し方、声のトーンなどに自分を合わせること。
- 相手がゆっくり話すタイプなら、こちらもゆっくり話す
- 相手が元気いっぱいに話すタイプなら、少しテンションを上げてみる
これによって、「この人は私と似たテンポで話してくれる」「わかってくれそう」という安心感を与えやすくなります。
● リーディング (Leading)
ペーシングである程度波長を合わせた後、こちらが会話や雰囲気をリードしていくこと。
- 相手のテンションを少し上げたいなら、こちらが少しずつ口調を明るくしていく
- 相手の緊張をほぐしたいなら、ゆったりした話し方で落ち着かせてみる
要は、ペーシングで「仲間感」を作ってから、リーディングで自分の望む方向へ会話を導いていくわけですね。
参考文献
- ミルトン・エリクソンの催眠療法やNLP(神経言語プログラミング)
- カウンセリング理論などでよく語られる手法のひとつ
2. 恋愛における「ペーシング」のコツ
- 相手の声の大きさ・スピードをさりげなく真似する
- 「あ、この人はゆっくり話すんだな」と感じたら、早口を抑えて少しのんびり会話してみる
- 相手が活発でテンション高めなら、トーンを少し上げてみる
- 姿勢や身振りのペースを合わせる
- 相手がのんびりした姿勢で座っているなら、こちらもリラックスした姿勢を意識
- 相手がよく身振り手振りを使うタイプなら、こちらも軽くジェスチャーを交えて話す
- 呼吸や間の取り方も意識すると◎
- 会話に「間」を置きがちな相手の場合、こちらも少し待ってから返事するとテンポを合わせやすい
- 息を合わせると、無意識レベルで相手とシンクロしやすいといわれています
3. 「リーディング」で会話をリードする方法
- 目標とする雰囲気をイメージする
- 楽しい雰囲気にしたい → 少しずつテンションを上げた声で話す
- 落ち着いた雰囲気にしたい → トーンを落としてゆっくり話す
- 相手がついてきているか確認
- こちらがテンションを上げたとき、相手も自然に明るくなってきたらリーディング成功
- 相手がついてこれない感じなら、もう少しペーシングの時間を長めにしてみる
- 話題を少しずつ切り替える
- 「ところで、〇〇ってどう思う?」など新しい話題を投げてみて、相手の反応を見ながら会話をリード
- 相手が気分良く話せるテーマからじょじょに深い内容に移行していくと、心の距離も縮まりやすい
4. やりすぎないバランスが大事
ペーシング&リーディングは非常に効果的なテクニックですが、わざとらしく真似しすぎると逆効果。「なんかバカにされてる?」と感じさせてしまうリスクもあります。
あくまで“さりげなく”相手のペースに合わせるのがポイント。演技っぽさを感じさせない程度に取り入れてみましょう。
5. 実際に使ってみよう! シンプル手順
- 相手が話すリズムを観察
- 早口? ゆっくり? テンションは高い? 低い?
- 自分が少し合わせてみる(ペーシング)
- 声の大きさ・スピード・姿勢・表情などを近づける
- 少しずつ変化をつける(リーディング)
- 会話を楽しい方向に持っていきたいならトーンを上げる
- 落ち着いた話に持っていきたいならペースをゆっくり下げる
- 相手が乗ってきたらGood! 無理そうならペーシングに戻る
この流れを頭に入れつつ、ぜひ普段の会話で試してみてください。
【まとめ】
- ペーシング: 相手の話し方やテンポに自分を合わせて安心感を作る
- リーディング: そこから少しずつ自分のペースに誘導して会話をリードする
- 恋愛シーンでも使える: 「話しやすい人だな」と感じさせるだけで好印象UP
- やりすぎ注意: わざとらしさや不自然さが出ると台無しなので、あくまでさりげなく
- 最終的には自然体がいちばん: 相手に合わせすぎず、自分らしさも大事にするバランスを心がけよう
コミュニケーション能力が高い人は、自然とこのペーシング&リーディングを身につけている場合が多いんですよね。意識してトライしてみると、相手との距離感がぐっと近づいて「話しやすい人だな」と思ってもらえるかもしれません。ぜひ楽しみながら実践してみてくださいね!
— ミオン・サクラギ —