恋愛においては、自分の性格や価値観を理解することが重要です。
16種類のMBTIタイプの中でも、ENFJ(主人公型)は高い共感力やリーダーシップを発揮し、周囲から自然と注目を集める存在として知られています。
本記事では、ENFJが持つ恋愛傾向や相性の良いタイプ・悪いタイプ、結婚観、さらには相手を惹きつける理由や具体的な攻略法など、さまざまな視点から掘り下げていきます。
ENFJの魅力を最大限に活かして、素敵な恋愛を楽しみましょう。
1.ENFJ(主人公型)とは
ENFJは「外向型(E)」「直観型(N)」「感情型(F)」「判断型(J)」の組み合わせから成る性格タイプです。
周囲の人々を巻き込みながら物事を前に進めるリーダーシップと、相手の気持ちに寄り添う豊かな感情面が大きな特徴です。
人の話をよく聞き、相手が求めるサポートを素早く提供できるため、自然と「頼れる存在」になりやすいタイプとも言えます。
1-1.人を惹きつける温かい魅力
ENFJは基本的にポジティブで社交的です。
その場の空気を読み、和ませることに長けているため、周囲からの信頼も厚いです。
また、相手が困っているときに手を差し伸べる優しさは、多くの人を惹きつける要因となっています。
1-2.強い共感力とリーダーシップ
共感力の高さに加えて、いざというときにはリーダーシップを発揮できるのもENFJの強みです。
「皆で一緒に成長していきたい」という気持ちが強く、グループや組織ではまとめ役となることが多いです。
その姿勢が恋愛においても発揮され、パートナーを支え、導き、共に未来を築く理想的な存在になりやすいのです。
2.ENFJの恋愛傾向
ENFJは恋愛において非常に情熱的で、相手の感情を尊重しながら関係を深めようとします。
しかし、持ち前の感情豊かさがゆえに、時に嫉妬や自己犠牲に陥りやすい一面もあります。
ここでは、ENFJの恋愛傾向を詳しく見ていきましょう。
2-1.ロマンチックで情熱的
ENFJはサプライズや特別な瞬間を演出するのが得意です。
相手が喜ぶ姿を想像して計画を立てることで、自分自身も喜びを感じます。
情熱をストレートに表現し、相手に対する愛情を惜しみなく注ぐため、恋人からは「一緒にいて楽しい」「まるで映画のようなロマンス」と感じられることも少なくありません。
2-2.共感力が高く、相手を支える
ENFJの強みは、なんといっても人の気持ちを理解しようと努める姿勢です。
パートナーが落ち込んでいれば、真っ先に声をかけ、慰め、励まし、必要に応じて具体的な手助けまでします。
この共感力が深い信頼を生み、長期的に安定した関係を築く基盤となるのです。
2-3.コミュニケーションを重視する
ENFJはオープンなコミュニケーションを何より大切にします。
自分の気持ちや考えを率直に伝え、相手の意見も尊重しながら話し合いを進めることで、誤解や衝突を最小限に抑えます。
また、話し合いの場を積極的につくり、「ここを改善しよう」「一緒にこの目標を達成しよう」と未来志向で語るため、関係が深まりやすいのです。
2-4.嫉妬深さと自己犠牲のジレンマ
愛情が深いからこそ、パートナーが他の人に興味を示すと嫉妬してしまうことがあります。
また、相手を思うあまり自分の予定や欲求を後回しにし、いつの間にか無理をしているケースも多いです。
この自己犠牲的な傾向が強いほど、精神的な疲弊につながる可能性があるため、注意が必要です。
2-5.計画好きで、未来を語るのが得意
ENFJは恋愛において、将来のプランを細かく立てるのが好きです。
結婚や仕事、住む場所など、長期的な視点で物事を考え、それをパートナーと共有しようとします。
一方で、相手が「まだそこまで考えていない」「今を楽しみたい」と思っている場合は、計画的すぎる姿勢が重たく感じられるリスクもあります。
3.ENFJの相性が良いタイプ・悪いタイプ
ENFJは社交的で共感力が高い反面、合わないタイプとのコミュニケーションには苦労することがあります。
以下では、ENFJと相性が良いタイプ・悪いタイプを具体的に見ていきましょう。
3-1.相性の良いタイプ
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INFJ(提唱者型)
お互いに感情を大切にし、深い共感力を持っているため、強い絆を築きやすい。
理想を共有でき、精神的な結びつきも強い。 -
ENFP(広報運動家型)
明るく社交的で、価値観も似ているため、楽しい時間を過ごせる。
ENFPの冒険心はENFJにとって常に刺激的で、お互いに高め合える。 -
INFP(仲介者型)
感受性が高く、お互いに深い思いやりを持って穏やかな関係を築ける。
ENFJの積極性をINFPの柔軟さが補完し合うため、相乗効果が生まれやすい。 -
ESTP(起業家型)
ENFJを常に刺激し、関係が長続きしやすい。
行動力のあるESTPと計画性のあるENFJが互いを補完し合う。 -
ENTJ(指揮官型)
リーダーシップがあり、共感できる点が多いため、一緒にいて居心地が良い。
物事を推進する力が強いENTJと、周囲への気配りが得意なENFJは理想的なパートナーになりやすい。 -
ISFJ(擁護者型)
献身的にパートナーを支え、精神的なストレスを和らげてくれる。
ENFJの情熱をISFJの安定感が受け止めることで、安心感に満ちた関係を築ける。
3-2.相性の悪いタイプ
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ISTP(巨匠型)
独立心が強く、自分のペースを重視するため、感情的なつながりを求めるENFJとはコミュニケーションが難しい。
結果を重視するISTPと、感情を重視するENFJはお互いを理解しにくい。 -
ESTP(起業家型)
無計画で今を楽しむことを優先するため、計画性を重視するENFJとは衝突が起きやすい。
相性が良いケースもあるが、価値観のズレが大きいと問題が顕著化する。 -
INTP(論理学者型)
理論や論理を重視し、感情的なつながりを求めるENFJとは衝突が多い。
事実ベースで判断するINTPを、ENFJが「冷たい」と感じる可能性がある。 -
ISFP(冒険家型)
感情をあまり表に出さないため、感情を重視するENFJとはすれ違いが生じやすい。
互いの心の内を理解しようとする努力がないと、関係が浅いまま終わる恐れがある。 -
INFJ(提唱者型)
相性が良いケースもあるが、内向的なINFJが一人で考え込む時間を必要とするため、外向的なENFJと役割が競合しやすい。
お互いのスペースを尊重できないと、衝突につながる。 -
ESFP(エンターテイナー型)
本能的に行動しがちで、集団で何かをするのが苦手な場合、ENFJの求める協力体制が得られず衝突しがち。
ENFJの提案をESFPが軽んじると、関係がギクシャクする可能性がある。 -
ESTJ(幹部型)
効率性を重視し、感情的な繋がりを軽視する傾向があり、ENFJの感情重視とは対立しやすい。
ただし、双方が役割分担を明確にすることでうまく協力できる場合もある。 -
ENTJ(指揮官型)
リーダーシップが衝突し、キャリア優先のENTJと感情的繋がりを最優先にするENFJでは、意見が噛み合わない場合がある。
相性が良いケースもあるため、一概には言えないが、価値観のすり合わせが必要。
4.ENFJの結婚観とモテる理由
ENFJは恋愛のみならず、結婚に対しても真剣で誠実な姿勢を持ちます。
ここでは、ENFJが望む結婚観と、なぜ周囲からモテるのかをまとめます。
4-1.ENFJの結婚観
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真剣で誠実な姿勢
結婚に対して非常に真剣で、深い絆を築くことを重視する。
パートナーの幸せを最優先に考え、献身的に支える。 -
家庭を大切にする
自分が率先して家族の幸せを実現しようと努力する。
子育てや家事分担などにも積極的で、理想の家庭像を具体的に描いていることが多い。 -
深い理解と共感を求める
パートナーとは心が通じ合う強い精神的な繋がりを築きたい。
お互いの感情や考えを尊重し合い、理想と情熱を共有できる関係を望む。 -
理想と情熱を共有できる関係
お互いの夢や目標を応援し合いながら成長したいという意欲が強い。
「一緒に頑張ろう」と語り合える相手に惹かれやすい。
4-2.ENFJがモテる理由
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社交的で魅力的
多くの人を惹きつける明るい性格とコミュニケーション能力。
自然と周囲に友人や知り合いが増えやすい。 -
共感力が高い
相手の気持ちを理解し、安心感を与えられる。
「私のことを分かってくれる」と感じる相手は、ENFJに心を開きやすい。 -
リーダーシップがある
周囲を引っ張っていく力があり、頼りがいがある。
いざというときに行動を起こせる姿勢が、恋愛でも大きな魅力となる。 -
情熱的
自分の情熱を人に伝えることが得意で、関わる相手を前向きな気持ちにさせる。
相手も「一緒にいるとパワーをもらえる」と感じることが多い。 -
誠実
約束を大切にし、裏切るような行動を滅多にしないため、信頼感が高い。
恋愛においても長期的に安定した関係を築きやすい。 -
ポジティブなエネルギー
明るいオーラがあり、周囲に元気を与える存在。
「一緒にいると楽しい」と思われるため、異性から好意を持たれる機会が多い。 -
親切で助け上手
困っている人を見過ごせない性格で、積極的に手を差し伸べる。
その優しさに惹かれて好感を持つ人が多い。 -
ユーモアセンス
会話にユーモアを交えることで、相手を和ませる。
盛り上げ上手で、その場が楽しい空気になるため、人間関係が円滑になる。 -
柔軟な思考力
新しいアイデアや視点を取り入れる余裕があり、話題が豊富。
相手と様々なテーマで会話を深められるところも魅力の一つ。
5.ENFJの恋愛における注意点
魅力が多いENFJですが、その長所が行き過ぎると恋愛のトラブルを招くこともあります。
以下では、ENFJが注意すべきポイントを押さえておきましょう。
5-1.自己犠牲をしすぎない
相手に尽くすのは素晴らしいことですが、度を越すと自分自身が疲れてしまいます。
心身のバランスを崩す前に、時には「NO」と言う勇気を持つことも大切です。
「自分の幸せも恋愛の一部」であることを忘れずに。
5-2.過剰な期待を抱かない
愛情深いENFJは、パートナーに対しても高い理想を求めがちです。
しかし、相手に自分と同じ情熱や完璧さを期待しすぎると、ギャップに苦しむ原因になります。
「違うからこそ面白い」という視点を持ち、お互いの個性を尊重しましょう。
5-3.感情をコントロールする
感情豊かなENFJは、ときにその感情が先走ってしまうことがあります。
嬉しいことも怒りも悲しみも、まずは一度深呼吸をしてから言葉を選ぶようにすると、誤解や衝突を避けられます。
冷静な対話を意識しましょう。
5-4.自分の感情をちゃんと伝える
ENFJは相手の気持ちを優先しすぎるあまり、自分の感情を後回しにする傾向があります。
しかし、それでは本当の意味で相互理解が深まりません。
「実はこう感じている」「こうしてほしい」など、きちんと言葉にして伝える努力をしましょう。
6.ENFJの攻略法
ENFJに好意を抱いている人や、ENFJとの関係をより深めたい人に向けて、攻略法をまとめました。
ENFJの心をうまくつかみ、素敵な関係を築くためのヒントにしてください。
6-1.誠実な姿勢を見せる
ENFJは真面目な相手に好感を持ちやすいです。
嘘や裏表のある態度は嫌われる原因となるため、誠実に行動しましょう。
相手への思いやりや感謝の気持ちも忘れずに。
6-2.感謝の気持ちを伝える
ENFJは誰かのために行動することに喜びを感じる反面、「ちゃんと感謝してもらえているのかな」と不安になることもあります。
してもらったことには素直に感謝を伝え、言葉と態度で示すと良いでしょう。
「ありがとう」の一言が関係を一層深めます。
6-3.共感を示す
「相手の話をしっかり聞き、理解している」と伝えることで、ENFJは安心感を得ます。
ただ聞くだけでなく、適度に相槌を打ち、自分の意見や感想を伝えることで、本当に興味を持っていることをアピールしましょう。
共感はENFJとの絆を強める強力な武器です。
6-4.明るく接する
ENFJはポジティブな空気を好み、落ち込みやすい人を放っておけない性格です。
あまりにもネガティブな発言が多いと、相手を疲れさせてしまう可能性があります。
自分自身が前向きに生きる姿勢を見せることで、ENFJはあなたに惹かれやすくなります。
6-5.自然体でいる
ENFJは人の本質を敏感に感じ取ることが得意です。
無理に自分を飾ったり、偽ったりしても、いずれ見抜かれてしまうでしょう。
自然体で接し、本当の自分を理解してもらうことで、より深い関係を築けます。
7.まとめ
ENFJ(主人公型)は、高い共感力と情熱的なリーダーシップを持ち、恋愛や人間関係において多くの人を惹きつける魅力的なタイプです。
理想を求めるあまり、現実とのギャップに苦しんだり、自己犠牲に陥ったりするリスクもありますが、適度な自己管理と相手への思いやりを両立することで、充実した恋愛を送ることができるでしょう。
- 相性が良いタイプ:INFJやENFP、INFP、ESTP、ENTJ、ISFJなどが挙げられます。
- 相性が悪いタイプ:ISTP、ESTP、INTP、ISFP、INFJ、ESFP、ESTJ、ENTJなどは衝突が多い傾向にあります(ただし個人差あり)。
- ENFJの恋愛傾向:ロマンチックで情熱的、共感力が高い、コミュニケーションを重視、計画好きなど。
- 注意点:自己犠牲のしすぎ、過剰な理想や感情のコントロール不足、自分の気持ちを伝えないまま抱え込むことなど。
ENFJの魅力は、周囲を明るく照らす太陽のような存在感にあります。
相手を深く思いやる優しさと、チームを引っ張るリーダーシップが融合したENFJは、多くの人から愛され、頼られる存在です。
ぜひ本記事を参考に、ENFJとの恋愛や自分自身がENFJの場合のセルフマネジメントを見直してみてください。
幸せで充実した恋愛を築き、理想のパートナーとの未来を共に描く素敵な人生を歩んでいきましょう。