結婚式だけがゴールじゃない! 新しい“婚活のゴールデザイン”とは

「婚活=結婚式までがゴール」っていうイメージ、ありませんか? たしかに挙式や披露宴はひとつの大きな節目。でも、結婚式はゴールどころか、人生の新しいスタートラインとも言えますよね。
近年は「結婚式をしない選択」や「事実婚」「パートナーシップ契約」など、さまざまなかたちの“ふたりの未来”が広がっています。
今回は、婚活のゴールを「結婚式」のみに固定せず、もっと多角的に描いてみよう!というテーマでお届けします。働き方やライフスタイル、パートナーとの将来ビジョンを自由にデザインしていくヒントを探ってみましょう。


1. なぜ“結婚式=ゴール”になりがちなのか?

1-1. 社会的なイメージや周囲からのプレッシャー

  • “結婚=ウェディングドレス”の刷り込み
    CMやドラマ、SNSでも華やかな結婚式のシーンがフォーカスされがち。これを見て育った世代にとっては、「結婚式を挙げるのが当たり前」と思い込んでいても不思議ではありません。
  • 両親や親戚の期待
    「親に花嫁姿(花婿姿)を見せたい」「親族や友人に祝ってもらいたい」など、周囲の期待が重荷になり、「結婚式ありき」で話が進むケースも多いですよね。

1-2. “結婚後の生活”を描く機会が少ない

  • ゴールは結婚式、その先は“なんとかなる”感
    婚活している間は「いかに結婚できるか」に注力しがちで、式後のライフプランを具体的に考える時間が意外と少ない…。
  • 働き方や子ども、転居の話などは後回し
    結婚式が決まると、式準備に追われてしまい、夫婦としてどんな生活を築くかを真剣に話し合うのは後回しになることも。「式後に慌ててすり合わせる」なんてケースもよく聞きます。

2. “新しい婚活のゴールデザイン”を考えるメリット

2-1. 自分たちの価値観を優先できる

  • “結婚式なし”だってアリ
    お互いが納得していれば、結婚式をしない、あるいはフォトウェディングや小さな食事会だけで済ませる選択だって立派なカタチ。
  • 逆に盛大にしたいならそれもOK
    「一生に一度のことだし、思いっきりやりたい!」なら盛大に! 大事なのは外部から押し付けられるのではなく、“自分たちが望むかたち”であること。

2-2. 結婚後のトラブルを減らせる

  • お金の使い方をきちんと決められる
    新婚生活で困るのが、生活費の分担や貯金・ローンの話。結婚式の費用は莫大になりがちですが、「何にどれだけお金をかける?」を夫婦で話し合うのは、お金の価値観を共有するいい機会に。
  • 仕事・住まいなどの将来設計をクリアに
    「転勤があるかもしれない」「将来的にフリーランスになりたい」など、変化が予想される場合は、事前にある程度方向性を話しておくと相互理解が深まります。

3. 具体例:こんな“ゴールデザイン”もある!

3-1. “ナシ婚”で旅行に投資したカップル

  • 式代を丸ごと新婚旅行+共通口座へ
    本当にやりたいことを優先した結果、結婚式は家族同士の顔合わせ会のみ。浮いたお金で世界一周旅行に行き、その後は共通口座に貯金してマイホーム購入に備えた、というカップルも。
  • 家族や友人にも納得してもらう方法
    「ちゃんと挨拶の場や写真を撮る機会は設けたい」と伝えつつ、なぜ式を挙げないのかをしっかり説明したことで周囲の理解を得られたそう。

3-2. 地方移住を前提にパートナー探しした夫婦

  • “結婚後は地方暮らし”が最初から条件
    婚活の段階で相手に「将来的に地方移住や二拠点生活を考えている」と明確に伝え、理解がある人としかお付き合いしなかったパターン。
  • 価値観が合う人に早く出会える
    普通の出会いだと後から「え、田舎暮らしするの?」と揉めがち。最初にゴール(地方移住)を明確に伝えたおかげで効率的に相手を見つけ、スムーズに移住までこぎつけたそう。

3-3. 事実婚・パートナーシップ契約を選んだ例

  • 法律婚にこだわらず“実質的な夫婦”として暮らす
    年齢や国籍、過去の婚歴など、さまざまな事情で“あえて”事実婚を選ぶ人も増えています。
  • メリット・デメリットを共有
    日本ではまだ法的保護が弱い部分もあり、相続や税制面での注意が必要。しかし、自由度の高さや自分たちのスタイルに合うと感じる人にとっては有力な選択肢です。

4. 婚活の段階でできる“ゴールデザイン”の進め方

4-1. まずは自分の理想をノートに書き出す

  • 結婚式にどんなイメージを持っているか?
    ・盛大にやりたい?小さくまとめたい?そもそもナシでもいい?
  • 仕事・キャリアの展望は?
    ・今の会社を続けたいか?転職・独立の可能性は?
  • 将来の住まい方や家族計画
    ・子どもが欲しいなら何人くらい?都市と郊外、どちらに住みたい?

「こんな暮らしがしたい!」「こんな働き方をしたい!」を自由に書き出してみると、自分が何を重要視しているのかが浮き彫りになります。

4-2. プロフィールや初デートで“未来の話”を自然に取り入れる

  • 婚活中の相手にも自分のビジョンを伝える
    結婚後どうしたいかを最初から少しでも共有しておけば、「結婚式を挙げるつもりがないなら早めに知りたい」という相手にとっても、無駄な時間を省くことができます。
  • 押しつけにならないよう“選択肢”として提案
    「実は結婚式にはあまり興味がなくて…もしあなたがやりたいなら、一緒に話し合って決めたいな」など、一方的な主張ではなく“相談ベース”にすると、相手も気持ちよく意見を言いやすいです。

4-3. 相手の価値観も柔軟に受け止める

  • “考えが違う”=即アウトではない
    相手にも違ったライフプランや結婚観があるかもしれません。そこで歩み寄れるかどうかが本当の“相性”とも言えます。
  • 共通の落としどころを一緒に探す
    「やっぱり親に姿を見せたい」「でも盛大にはしたくない」など、お互いの要望を聞き合って、ベストな落としどころを見つけていくプロセスが大切。

5. まとめ:結婚式は選択肢のひとつ、“本当のゴール”はあなたが決める

結婚=結婚式、という図式は確かにわかりやすいけれど、実際にはゴールをそこに置かなくても問題なし。むしろ、「どう暮らすか」「どんな家庭を築くか」という部分を先に考えておくほうが、結果的に満足度の高いパートナーシップを築きやすいんです。

  • 結婚式を挙げる・挙げない
  • どこに住むのか、どんな働き方をするのか
  • 法律婚・事実婚・パートナーシップ契約など、結婚の形そのもののバリエーション

これらを自由に選ぶ時代になった今、あなたが望む本当のゴールは何なのか? 婚活の段階からじっくり考えておくことで、“式後に後悔”なんてことを防ぎつつ、より納得のいく未来をデザインできます。ぜひ、結婚式だけに囚われない新しいゴール探しを楽しんでくださいね!


参考文献

  1. 国立社会保障・人口問題研究所

    • 「令和3年度 出生動向基本調査 報告書」(2022年)
      • 結婚や出産に関する最新動向を把握する上で参考になります。
  2. 内閣府

    • 「令和4年版 少子化社会対策白書」(2022年)
      • 日本の結婚や出産に関する社会的背景・施策が掲載されています。
  3. リクルートブライダル総研

    • 「結婚トレンド調査2023」
      • 結婚式の実態や新しい形の婚姻スタイルなど、具体的な事例が参考になるはずです。
  4. 厚生労働省

    • 「人口動態統計」(毎年発行)
      • 婚姻件数や平均初婚年齢といった数値データを見ることで、結婚に対する社会的な動向を捉えやすくなります。

関連記事:

恋愛におけるフット・イン・ザ・ドア法

結婚相談所おすすめ人気ランキング14選【2024年】比較表・口コミ・評判でわかりやすく紹介!

婚活でうまくいかない人の特徴と、婚活を成功させるためのポイント

 

error: Content is protected !!