恋人から親への紹介を提案されても、まだ早いと感じるなら、その場で日程を決めずに返事を保留してかまいません。「紹介を考えてくれたのはうれしい。でも今は会う約束をする準備ができていない」と伝え、まず二人で話す時間を取りましょう。
親に会うことを気軽な食事と考える人も、将来の約束に近い節目と考える人もいます。付き合って何か月なら適切、と一律には決められません。この記事では、恋人との交際を続けながら、親への紹介を延期したいときの返事と確認事項を整理します。
会う日を決める前に「どんな紹介なのか」を聞く
「親に会ってほしい」だけでは、どこまで話が進んでいるのか分かりません。断る理由を探す前に、恋人が想定している場を確認してみましょう。
- 家の近くで短く挨拶するのか、自宅で一日過ごすのか。
- 交際相手として紹介するのか、結婚について話す場なのか。
- 親にはすでに何を伝えているのか。
- 日程や参加者は、まだ相談の段階なのか。
聞き方は「会うことを決める前に、どんな場を考えているか教えてほしい」で十分です。話を聞いたことと、参加を了承したことは別です。「内容は分かった。返事は少し考えてからにしたい」と区切れます。
相手が「ただご飯を食べるだけ」と思っていても、あなたが負担を感じるなら、その気持ちも相談の材料になります。どちらの捉え方が普通かを決めるより、今回の場に何を期待しているのか確かめることが大切です。
「まだ早い」の中身に合わせた返事の例
もっと二人の関係を知ってから会いたい
「紹介したいと思ってくれた気持ちはうれしいよ。ただ、私はもう少し二人で過ごしてから、ご家族に会うことを考えたい。今は日程を決めずにいてほしい」
交際を否定するつもりがないなら、その点を言葉に添えられます。ただし、気持ちが定まっていないのに「絶対に結婚したい」などと約束する必要はありません。今言える範囲の気持ちを伝えましょう。
結婚の話になることが心配
「ご両親に会うと、結婚の話として受け取られるのが心配なんだ。私たち自身が将来について話せていないから、まず二人でその話をしたい」
恋人が「大丈夫だよ」と言ったら、「親にはどう説明している?」「当日その話が出たら二人でどう答える?」と具体的に聞けます。安心できる説明があっても、会うかどうかは改めて決めてかまいません。
仕事や生活の負担で余裕がない
「今は仕事のことで余裕がなくて、初対面のご家族と会う予定まで入れるのは難しい。落ち着いたら改めて相談したいから、今回は見送らせてほしい」
本当は紹介自体に迷っているのに、忙しさだけを理由にすると、別の日を提案され続けることがあります。日程の問題なのか、会うこと自体の準備が整っていないのか、言える範囲で分けて伝えましょう。
自分の家族も紹介する流れになりそう
「あなたのご家族に会うことと、私の家族に紹介することは別々に相談したい。家族の事情もあるから、同時に進める約束はできないんだ」
家庭の事情を詳しく話したくない場合は、「今は詳しく説明できないけれど、こちらの紹介はまだ決められない」と伝えられます。相手の家族と会ったら必ず同じ形でお返しする、という約束を先にする必要はありません。
延期するときは「次の相談」と「会う約束」を分ける
日付を出さずに延期すると不安になる恋人もいるでしょう。一方で、気持ちが整う日を正確に予測することはできません。無理に訪問日を決めるより、もう一度話すタイミングを相談する方法があります。
たとえば「今月は日程を入れず、来月の休日に一度、二人で気持ちを確認したい」と伝えます。その日は親に会う日ではなく、予定を考え直す日だと分かるようにしましょう。
まだ再相談の日も決めたくないなら、「今はいつなら会えるとは言えない。予定が決まった前提で親に伝えるのは待ってほしい」と率直に伝えられます。ただ待ってもらう状態が長くなる場合は、相手が何を不安に思っているのかも聞き、二人の将来への希望を話す機会をつくりましょう。
すでに親へ伝えられていた・予約されていた場合
了承する前に話が進んでいたら、「まだ参加すると返事をしていないよね。今回は会わないので、予定を変更してほしい」と早めに伝えます。予約をしたことや、親が楽しみにしていることだけで、参加を引き受ける必要はありません。
恋人の親への日程変更は、まず恋人から伝えてもらう形で相談できます。「こちらの予定を確かめる前に話を進めてしまったので、改めて相談したい」と説明してもらうなど、あなた一人が理由を取り繕う役にならないようにしましょう。
一度は自分でも参加を了承していた場合は、「会えると言った後で申し訳ないけれど、考えてみて今は難しいと感じた」と変更を早めに伝えます。予約の変更期限など実際に確認が必要なことは、二人で確認しましょう。
会ってみたい気持ちもあるなら、負担を小さくする相談も
今すぐは迷っていても、内容次第では会いたいと思える場合は、最初の場を短くする選択肢があります。たとえば昼間の外での食事にして、終了する時刻を先に決める、宿泊や親戚への一斉紹介は別の機会にする、といった相談です。
「今回は交際している人として短く挨拶したい。将来について二人で決めていない話は、その場で約束しないでほしい」と恋人と共有しておく方法もあります。会うことにした後も、困る質問に一人で答え続けないよう、恋人に間に入ってもらうことをお願いできます。
ただし、形式を軽くすれば必ず会えるとは限りません。会う気持ちになれないときは、短時間の提案にも応じなくて大丈夫です。
返事を急かされたら、予定より先に気持ちを話す
「本気なら会えるはず」「親を嫌っているの?」と言われたら、「ご家族の好き嫌いではなく、私が今その場に参加する準備ができていないという話だよ」と戻してみましょう。紹介を望む相手の気持ちを聞くことと、予定をすぐ承諾することは分けて考えられます。
何度も了承前に日程を決められるなら、「私の返事が出るまでは、親への連絡や予約をしないでほしい」と行動としてお願いしましょう。その希望を伝えても毎回押し切られる場合は、紹介の予定を止め、二人で物事を決める方法そのものを話す必要があります。
恋人の親に会うのがまだ早いと感じたら、まず紹介の意味を確かめ、「今は決められない」と伝えるところから始められます。自分たちが納得する前に周囲の予定だけが進まないよう、会う日より先に、二人の気持ちを確認していきましょう。