不採用の連絡を受けた日に、恋人から内定報告。「おめでとう」と思うのに、スマートフォンを見るのがつらい。相手の成功を喜ぶ気持ちと、自分の悔しさが同時にあっても不自然ではありません。その場で盛り上げられないことを、愛情の足りなさに結び付けないでください。
まず「相手への評価」と「自分の痛み」を分ける
「相手にはよい知らせ」「自分は今日落ち込んでいる」と別々の文にしてみましょう。「恋人ばかりずるい」と浮かんでも、それをそのまま送る前に、何が苦しいか一段具体的にします。取り残される不安、頑張りが認められない悔しさ、今は選考の話を休みたい気持ちなど、必要な配慮が見えやすくなります。
心理学のセルフコンパッションは、つらい自分に思いやりを向ける考え方です。恋愛関係との関連を調べた研究もありますが、「優しく考えればすぐ祝える」と保証するものではありません。まず自分への「こんな私は最低」という追い打ちを緩める手がかりにしましょう。
短く祝って、聞く時間を相談してもいい
「内定おめでとう。頑張っていたのを知ってるから、うれしいよ。私は今日不採用で少し落ち込んでいて、詳しい話は明日聞かせてもらってもいい?」
まだ祝う言葉が出ないなら、「報告ありがとう。今日は気持ちが追いつかなくて、少し落ち着いてから返したい」と伝える方法もあります。時間を置くなら、連絡し直せる目安を自分が守れる範囲で添えてください。相手を不安にさせるための無視にしないことが大切です。
してほしいことを一つ選ぶ
- 今日は選考の話題を休む。
- アドバイスより、悔しかった話を聞いてもらう。
- 企業名や待遇の比較をしないでほしいと伝える。
- お祝いの外食は、気持ちと予算が整ってからにする。
「何も言わなくても察してほしい」だけでは、恋人もどう支えればよいか迷います。「今は励ましより、10分だけ聞いてもらえるとうれしい」と、できることを小さく頼んでみましょう。
二人の選考結果で、関係の上下を決めない
内定の時期や結果には、応募先や選考日程などさまざまな条件が関わります。二人の人間としての価値を並べる点数ではありません。恋人が結果を使って見下す、努力を笑う場合は、その言葉自体を話し合う必要があります。「採用結果で私を比較する言い方はやめてほしい」と伝えて構いません。
参考:Neff・Beretvasのセルフコンパッションと恋愛関係の研究。関連を調べた研究であり、個別の就活場面の効果を検証したものではありません。
お祝いの気持ちは、無理に笑顔を作る以外の形でも、落ち着いてから届けられます。