- 20261029
社会的好奇心とは?恋愛で「相手を知りたい」気持ちと、情報の集め方の違い
社会的好奇心(social curiosity)とは、ほかの人の考えや気持ち、行動などを知りたいという関心です。恋愛でも「何が好きなのか」「どんな一日だったのか」と相手に興味を持つことがあります。ただし、知りたい気持ちの強さと、情報の集め方は分けて考えたいところです。 心理学の研究では、本人と話して理解しようとする関心と、間接的・ひそかな経路で情報を得ようとする関心を区別する試みがあります。この記 […]
社会的好奇心(social curiosity)とは、ほかの人の考えや気持ち、行動などを知りたいという関心です。恋愛でも「何が好きなのか」「どんな一日だったのか」と相手に興味を持つことがあります。ただし、知りたい気持ちの強さと、情報の集め方は分けて考えたいところです。 心理学の研究では、本人と話して理解しようとする関心と、間接的・ひそかな経路で情報を得ようとする関心を区別する試みがあります。この記 […]
感情分化(emotion differentiation)は、自分の感情を、その場面に応じて細かく区別して経験・報告する程度を指す概念です。「嫌な感じ」だけでまとめるのではなく、いら立ち、不安、悲しさなどを区別することに注目します。「感情の粒度」と呼ばれることもあります。 感情に名前をつける感情ラベリングとは関連しますが、同じ意味ではありません。感情分化の研究では、一度の会話で感情語を使えたかだけ […]
関係流動性(relational mobility)とは、人との関係を自分の希望に合わせて選び、新しい関係をつくったり、今の関係から離れたりする機会が、周囲の社会環境にどれだけあるかを表す概念です。恋人が多い人や、社交的な人を分類する性格タイプではありません。 恋愛の親密さや情熱を考えるとき、本人の性格だけでなく、どのような人間関係の環境にいるかに目を向ける研究があります。この記事では関係流動性の […]
恋人に頼りたいのに、断られるのが怖くて「一人で大丈夫」と言ってしまう。親しくなりたいのに、関係が大切になるほど距離を置きたくなる。こうした揺れを考える理論の一つが、恋愛関係のリスク調整モデル(risk regulation model)です。 このモデルは、相手とのつながりを求めることと、拒絶で傷つくことから自分を守ることの調整に注目します。「怖くても信じればよい」という勧めではありません。相手に […]
恋人にたくさん話したのに、分かってもらえた感じがしない。反対に、短い会話でも大切にされたと感じることがある。この違いを考える概念が、知覚されたパートナーの反応性(perceived partner responsiveness:PPR)です。 これは、相手が自分を理解し、受け止め、気にかけてくれていると本人が感じる程度を指します。返信の速さや、相手が本当に考えを正確に当てたかとは、別に考える必要が […]
会う日が増えたり、生活を一緒に考えたりする時期に、恋人への戸惑いも増えた。「親しくなったのに、なぜ」と感じる場面を考える枠組みが、関係の乱気流モデル(relational turbulence model)です。 このモデルは、関係への不確実さと、相手が日常の活動に与える影響に注目します。ただし、親しくなる途中に必ず喧嘩が増えるという法則でも、つらい関係を我慢する根拠でもありません。 二つの観点を […]
昨日は「一緒にいてよかった」と思ったのに、今日は少し距離を感じる。「この揺れは、もう好きではないということ?」と不安になることがあります。 ただ、今この瞬間の関係の評価と、普段の関係全体への評価は、同じではありません。心理学では、日々の満足度の変動と、二人の変動がどのくらい連動しているかも研究されています。 ここでは、2025年に発表された研究をもとに、変動があることと、将来の関係がどうなるかを分 […]
本当は寂しかったけれど、「全然平気」と笑った。うれしかったのに、気持ちを見せすぎないようにした。恋人の前でも、感情を表に出さないよう調整することがあります。 心理学では、感情の外への表れを抑えることを感情表出の抑制(expressive suppression)と呼びます。表情、声、言葉などに出さないようにすることで、感情そのものがなくなったとは限りません。 研究では関係への負担との関連が報告され […]
問題そのものは変わっていないのに、信頼できる人がそばにいると、少し取り組みやすく感じる。そんな経験を、心理学ではどのように考えるのでしょうか。 社会的ベースライン理論(Social Baseline Theory:SBT)は、人が周囲の支えを利用できることを、脳や行動の働きを考える基本的な条件として捉える理論です。 「恋人がいなければ不十分」という話ではありません。恋人、友人、家族などとの関わりが […]
恋人がほしいと思う日もあれば、一人の生活を楽しめる日もある。交際中でも、「別れたあとに恋人がいない状態になるのが怖い」と感じることがあります。 心理学の独り身への恐れ(fear of being single:FOBS)は、今、あるいは将来、恋人がいないことへの心配、不安、つらさを扱う概念です。結婚していないことだけを指すわけではなく、交際相手がいる人も対象になり得ます。 誰かとの関係を望む気持ち […]