デート中に質問したら、相手が少し目を閉じてから答えた。話を聞いている途中でまぶたを閉じる姿を見て、「退屈なのかな」「自分と目を合わせたくない?」と気になることはありませんか。
目を閉じる動作だけで、退屈や恋愛感情の有無は判断できません。考えているのか、休みたいのか、その理由は本人に確かめないと分かりません。答えを急がせずに会話する方法を紹介します。
目を閉じた時間を、好意の尺度にしない
一瞬の動作から「脈なし」と結論づける必要はありません。反対に、「安心しているから目を閉じた」「好きな人の声に浸っている」と好意へ読み替えることもできません。
見えているのは、相手がそのとき目を閉じたことです。そこへ自分が付けた解釈と、本人の説明を分けて考えられます。理由を知る必要がない場面なら、指摘せず会話の続きを待っても構いません。
目を閉じることと記憶を調べた実験
Vredeveldtらの研究では、80人を対象に、目撃した出来事を思い出す面接中の条件を比較しました。空白の画面を見る、目を閉じる、視覚的な妨害がある、聴覚的な妨害があるという条件で、思い出せる情報を調べています。
妨害が少ない条件では、妨害がある条件より想起が良好で、目を閉じることによる認知的負荷の軽減などが検討されました。これは記憶の課題を扱う実験で、デート中のしぐさの意味を調べたものではありません。目を閉じた人が必ず記憶を探している、と判定することはできません。
日常で参考になるのは、目を合わせていない瞬間があるからといって、話を聞いていないと即断しないことです。相手が「思い出していた」と説明したら、その言葉を受け止められます。
質問の後なら、少し待ってみる
「前に行ったお店の名前は?」「週末は何がしたい?」と尋ねた直後、返事がすぐ出ないこともあります。目を閉じた途端に別の質問を足すより、まずは相手の返事を待てます。
「ゆっくりで大丈夫。思い出せなかったら、あとでもいいよ」
正解が必要な質問ではないなら、その場で答えを出してもらう必要はありません。予定の相談なら、いつまでに決めたいかを共有して、考える時間を取る方法もあります。
会話の途中で気になったときの聞き方
休憩が必要か確認したいとき
「少し休憩する?今の話はあとでも大丈夫だよ」
理由を決めつけず、選べる形で尋ねられます。「眠いんでしょ」「つまらないんだね」と断定するより、今どうしたいかを確かめましょう。休みたいと言われたら、話を続けるより予定を調整できます。
話が長くなったと感じたとき
「少し長く話しちゃったね。ここでいったん区切ろうか」
相手の表情を批判せず、自分の話し方を調整できます。ただし、目を閉じるたびに謝る必要はありません。本人が話を続けたいと伝えたら、内容に戻れます。
返事を聞き取れなかったとき
「ごめん、最後のところをもう一度聞いてもいい?」
目が開いているかではなく、聞き取れた内容を確かめます。目を閉じたままうなずいたとしても、それを重要な予定や接触への了承と決めず、必要な返事は言葉で確認しましょう。
自分が目を閉じて考えることがあるなら
「聞いてる?」と尋ねられることがあるなら、自分の状態を短く伝える方法があります。
「聞いているよ。今、言い方を考えているから少し待ってね」
目を閉じることを心理テクニックにしたり、逆に絶対にしないよう管理したりする必要はありません。考えたい、少し休みたいなど、今の希望を言葉にできます。
目を閉じた相手に、勝手に触れない
穏やかな表情に見えても、接触を望んでいるとは限りません。顔へ触れたり、キスの合図と解釈したりせず、必要な確認を言葉でしましょう。
「今はやめて」と言われた場合は、表情が柔らかく見えても、その返事を優先します。しぐさを読んで意思を代わりに決める必要はありません。
表情の受け止め方は、眉をひそめる心理、動作全般はしぐさと心理の関係も参考にしてください。
まとめ|目を閉じた理由より、今の希望を確かめよう
話しながら目を閉じる動作だけで、退屈、拒絶、好意は判断できません。記憶課題の研究も、日常の気持ちを見抜く方法にはなりません。
返事を待つ、休憩を提案する、必要な返事は言葉で確認する。相手の考える時間を尊重しながら、自分も無理なく話せるやり取りを選びましょう。
恋愛の悩みを誰かに話したいとき【広告】
相手とのやり取りについて、気持ちを整理するために話を聞いてもらいたい方には、有料の電話占いサービスという選択肢もあります。
占いは相手の本心や将来を確定したり、心理学的に脈ありを判定したりするものではありません。料金・通話料・利用条件を申込先で確認し、時間と予算を決めて利用を検討してください。
参考資料
Vredeveldt, A., Hitch, G. J., & Baddeley, A. D. Eye closure helps memory by reducing cognitive load and enhancing visualisation. Memory & Cognition, 39(7), 1253–1263 (2011). 目撃した出来事の記憶を調べた実験。日常の会話で目を閉じる人の恋愛感情を検証するものではありません。