“追われる恋”と“追いかける恋”〜人はなぜ立場にこだわるのか?

「恋愛で追われたい派、追いかけたい派って、どうして分かれるんだろう…?」
「自分は好きになると我を忘れて追いかけちゃうのに、相手が追いかけてくれると嬉しい…」
そんな矛盾を感じたことはありませんか? 実は、“追われる恋”と“追いかける恋”にこだわる心理には、私たちの深層心理や過去の経験が大きく関わっているんです。
今回は、恋愛における“立場”の違いにスポットライトを当てて、「人はなぜ立場にこだわるのか?」というテーマを深掘りします。自分や相手の恋愛パターンを知るきっかけになるかもしれませんよ!


1. “追われる恋”と“追いかける恋”とは?

1-1. 追われる恋

  • 相手から猛烈なアプローチを受ける恋愛スタイル
    たとえば、LINEが頻繁に来たり、デートの誘いが絶えなかったり…。自分が“受け身”ポジションになりやすいのが特徴。
  • 安心感がある反面、物足りないと感じるケースも
    「相手が追ってくれるからこそ余裕がある」というメリットがある一方、「なんか退屈…」「もっと刺激が欲しい…」と感じる人もいるようです。

1-2. 追いかける恋

  • 自分からアプローチを仕掛ける恋愛スタイル
    相手のスケジュールを気にしたり、次はいつ会えるか考えたり、常に自分から連絡をとる立場。
  • ドキドキ感が味わえる反面、不安も大きい
    「手に入らないかもしれない…」というスリルが、恋愛感情を加速させると同時に、心が休まらない一面もあります。

2. なぜ立場にこだわるのか? 深層心理をチェック

2-1. “安心”か“スリル”を求めている

  • 心理学的には、恋愛での快感はリスクとセット
    人間の脳は、手に入りにくいものや不確定要素に対して強く興奮する仕組みがあります(報酬系のドーパミン分泌)。
  • 追われる恋=安心と承認欲求の充足
    相手が追ってくれるのは「自分が求められている」という証拠なので、自己肯定感が高まりやすい。
  • 追いかける恋=スリルと興奮の刺激
    手に入るかどうか分からない状態が“吊り橋効果”的にドキドキを増幅させ、「恋してる!」感を強く味わえる。

2-2. 過去の恋愛体験や性格傾向

  • トラウマや成功体験が影響
    以前の恋で「追いかけた結果フラれた」「追われた側の方が上手くいった」などの経験が、その後の恋愛パターンを形作ります。
  • 自己肯定感が低めor高め
    自己肯定感が低い人は、相手に追われることで安心したい一方、自己肯定感が高い人は「好きになったら突っ走る」となりがちな一面も。もちろん人によりますが、こうした性格傾向も影響します。

2-3. 相手との“パワーバランス”を無意識に意識

  • 恋愛=力関係と考える人も
    追われる側が立場的に優位だと感じる人もいれば、追いかける側が主導権を握りたいと思う人も。
  • 好きになったら負け?
    「相手を好きすぎると弱い」という考えがあると、あえて“追いかけさせる”ポジションを保ちたいという心理が働くことも。

3. それぞれのメリット&デメリット

3-1. 追われる恋のメリット&デメリット

  • メリット
    • 安心感がある:いつも相手から来てくれる。
    • 自己肯定感がアップしやすい:求められる喜びを得られる。
  • デメリット
    • マンネリ化しやすい:刺激や新鮮味が少なくなる。
    • 相手に依存してしまう可能性:相手の愛情表現が途切れると不安に…。

3-2. 追いかける恋のメリット&デメリット

  • メリット
    • スリルとワクワク感がある:恋愛の醍醐味を満喫しやすい。
    • 主導権を握りやすい:デートのプランなどを自分が決められる。
  • デメリット
    • 不安やストレスが大きい:相手の気持ちが見えないと疲労が溜まる。
    • “追いかけられ慣れ”した相手には通用しない場合がある。

4. 恋愛を長続きさせるためのポイント

4-1. 立場を固定しすぎない

  • 最初は追っていたけど、途中から追われるようになる…
    恋愛の立場は変化するもの。お互いが追いかけたり追われたり、タイミングによって自然に入れ替わることもよくあります。
  • あえてリードを譲ってみる
    常に自分が仕掛け役なら、たまには相手に任せてみるなど、ポジションチェンジを楽しむ余裕があると長続きしやすいです。

4-2. コミュニケーション&価値観の共有

  • 相手がどうしてほしいか、率直に聞いてみる
    「追いたい派? 追われたい派?」なんてストレートに訊くのは恥ずかしいかもしれませんが、軽く話題にしてみるとお互いの理想が見えてきます。
  • 価値観のすり合わせが大事
    恋愛の進め方は人それぞれ。「放っておかれるのがいい」「毎日連絡がほしい」など、求めるスタイルが合わないと衝突してしまうので、小まめな話し合いを。

4-3. 自分を大切にしながら、相手も尊重する

  • 無理に相手に合わせすぎない
    追うのが苦手なら「ちょっとペース落としてもいい?」と伝える、追われるのが苦手なら「もう少し自分で動きたいかも」と言うなど、お互いが心地よいバランスを探る。
  • お互いが“選び合っている”感覚を育む
    大事なのは「相手がいないとダメ!」ではなく、「お互いに愛し合っている」こと。どちらか一方ががんばりすぎる恋は、やがて息切れしてしまうかもしれません。

5. まとめ:立場のこだわりは“恋のアクセント”、でも振り回されすぎないで!

“追われる恋”も“追いかける恋”も、どちらも一長一短があります。どちらが正解・不正解ではなく、それぞれが持つ刺激や安心感をどうバランスよく取り入れていくかが鍵。

  • 人によっては「追われたい!」と強く思うのは、自分の承認欲求が背景にあるかもしれない
  • 逆に「追いかけたい!」と思うのは、スリルや達成感を求める性格や過去の成功体験が関係しているのかも
  • 長続きさせるには、時々ポジションを入れ替える柔軟さや、相手と価値観を共有するコミュニケーションがポイント

恋愛は、ただでさえ感情が動きやすいもの。立場にこだわりすぎて振り回されるより、自分や相手の深層心理を理解しながら、心地よい距離感を探っていくのが、より楽しい恋愛ライフへの近道ですよ!


参考文献

  1. 国立社会保障・人口問題研究所

    • 「令和3年度 出生動向基本調査 報告書」(2022年)
      – 交際や結婚に至る過程、男女の意識調査などが豊富で、恋愛傾向を客観的に把握できます。
  2. 内閣府

    • 「令和4年版 少子化社会対策白書」
      – 若年層の恋愛・結婚への社会背景や支援状況を知るのに役立ちます。
  3. 厚生労働省

    • 「こころの健康づくり」関連資料
      – ストレスや自己肯定感など、恋愛にも関わるメンタル面の情報が充実しており、自己分析に役立ちます。

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